

なるほど家づくり
住宅展示場の回り方【2026年版】|1日で何棟まわれる?準備と当日の動き方
住宅展示場は、1日で回りきれる場所ではありません。気合いを入れて5棟すべてを見ようとすると、たいてい3棟目で疲れて、記憶が混ざります。
この記事では、総合住宅展示場を効率よく見学するための準備と当日の動き方、そして各社に必ず聞いておきたい質問をまとめました。「まだ何も決まっていない」段階の方にも読んでいただければと思います。
1日に回れるのは、2〜3棟です
モデルハウス1棟をきちんと見ると、説明を聞きながらで1時間から1時間半かかります。ここに移動と休憩が入りますので、半日で2棟、一日かけて3棟というのが現実的なペースです。
「せっかく来たから全部見よう」と急いで回ると、どの家に何があったかが混ざってしまいます。写真を見返しても、どこの写真か分からなくなる。これは本当によくあることです。
総合住宅展示場の利点は、同じ日に、同じ条件で複数社を比べられることにあります。逆に言えば、比べられる状態で帰ることが目的です。棟数を稼ぐことではありません。
行く前にやっておくこと
予算の上限だけは決めておく
間取りや設備の希望はあとから変わりますが、予算の上限が決まっていないと話が前に進みません。細かい計算は不要で、「総額でだいたいこのくらいまで」という一本の線があれば十分です。
この線がないと、営業担当者も何を提案していいか分からず、結果的に一般論の説明で時間が終わってしまいます。
見たいメーカーを2〜3社に絞る
展示場のウェブサイトで、出展しているメーカーの特徴をあらかじめ見ておいてください。木造か鉄骨か、規格型か自由設計か、価格帯はどのあたりか。
全社を均等に見るより、気になる2〜3社をしっかり見るほうが収穫があります。残りは次回に回せばいいのです。
服装と持ち物
- 脱ぎ履きしやすい靴(1棟ごとに靴を脱ぎます。ブーツや編み上げは避けてください)
- 靴下(素足やストッキングだと気を使います)
- メジャー(今の家具が入るか実寸で確認できます)
- スマートフォン(写真とメモ)
- 飲み物
意外に効くのがメジャーです。「うちの冷蔵庫がここに入るか」を実寸で確認できると、暮らしのイメージが一気に具体的になります。
当日の回り方
受付で聞かれること
従来の住宅展示場では、モデルハウスごとにアンケート用紙へ住所・氏名・連絡先を記入するのが一般的でした。5棟見れば5回書くことになります。
シルピアマイホームタウン東松山は「住まポ」に対応していますので、受付でQRコードをかざすだけで見学を始められます。ニックネームのまま見学でき、連絡先を各社にお渡しする必要はありません。気に入ったメーカーにだけ、あとから資料請求できます。
この方式であれば、受付にかかる時間を見学そのものに使えます。営業のご連絡が気になって足が向かなかった方にも、試していただきやすいはずです。
モデルハウスは「広さ」ではなく「仕様」を見る
モデルハウスは実際に建てる家より広く、豪華につくられているのが普通です。天井が高く、家具も一流のものが置かれています。
ですので、広さや豪華さを基準に比べても意味がありません。見るべきは仕様です。壁の中の断熱材は何か、窓は何ガラスか、構造はどうなっているか。目に見えない部分に、そのメーカーの考え方が出ます。
標準仕様とオプションを区別する
見学中に「これは標準ですか、オプションですか」と聞く習慣をつけてください。
モデルハウスの設備の多くはオプション仕様です。同じ見た目を実現しようとすると、標準価格に数百万円が上乗せされることがあります。写真を撮るときに標準かオプションかをメモしておくと、あとで見積を比べるときに役立ちます。
各社に必ず聞くべき5つの質問
同じ質問を全社にすると、答えの違いがそのまま比較材料になります。
- 断熱等性能等級はいくつですか。UA値は。住宅ローン控除の枠や補助金の額に直結します
- 耐震等級はいくつが標準ですか。等級3が標準かオプションかで考え方が分かれます
- この価格に含まれていないものは何ですか。地盤改良、外構、給排水引込、照明、カーテン、エアコン
- 坪単価の計算方法を教えてください。延床面積か施工面積かで数字が変わります
- 引き渡しまでどのくらいかかりますか。契約から着工、着工から完成までの標準的な期間
特に3番目と4番目は、見積の比較が可能になるかどうかを分ける質問です。遠慮せずに聞いてください。
子ども連れで行くときのコツ
お子さま連れの見学は、時間との勝負になります。
- 午前中に行く。午後になるほど子どもの機嫌は下降します
- 1棟目に本命を持ってくる。集中力があるうちに、いちばん見たい家を見る
- イベントのある日を選ぶ。親子向けのワークショップを開催している日なら、お子さまが楽しんでいる間に落ち着いて話が聞けます
- キッズスペースの有無を確認しておく
シルピアマイホームタウン東松山では毎月、親子で楽しめるワークショップやイベントを開催しています。「家を見に行く日」ではなく「家族で出かける日」にしてしまうほうが、結果的にじっくり見られます。
帰ってからやること
見学の価値は、帰ってから決まります。
その日のうちに、各社について良かった点、引っかかった点、次に聞きたいことの3点をメモしてください。翌日になると印象が薄れます。
写真は社名ごとにフォルダを分けておくと、あとで混乱しません。スマートフォンのアルバム機能で十分です。
そして、その場で契約や仮申込を決めないこと。展示場は情報を集める場所です。持ち帰って家族で話す時間を必ず取ってください。
2回目以降の見学
1回目は「どんな選択肢があるか」を知る回、2回目は「具体的に検討する」回です。
2回目に行くときは、1回目で出た疑問を持っていってください。土地の資料があれば持参すると、その土地に何が建てられるかという具体的な話ができます。
また、季節を変えて行くのもおすすめです。夏の暑い日と冬の寒い朝では、家の性能の感じ方がまるで違います。断熱性能を体感で確かめたいなら、冬の午前中がいちばん分かりやすい時間帯です。
よくある質問
予約なしで行っても大丈夫ですか
多くの展示場は予約なしで見学できます。ただし、じっくり相談したい場合や、特定の担当者に話を聞きたい場合は、予約しておくほうが確実です。
シルピアマイホームタウン東松山は「住まポ」対応ですので、アプリをインストールしてご来場いただければ、予約なしでもすぐに見学を始めていただけます。
しつこく営業されませんか
連絡先をお渡しした会社からは、その後に連絡が来ると考えてください。それが嫌でこれまで足が向かなかった、という方は少なくありません。
住まポを使えばニックネームのまま見学できるので、連絡先を各社にお渡しする必要がありません。気に入った会社にだけ、ご自身のタイミングで資料請求できます。この仕組みができたことで、見学のハードルはかなり下がりました。
土地が決まっていなくても行く意味はありますか
あります。むしろ土地が決まる前に行くほうがよい面もあります。
建てたい家の広さや構造が分かっていれば、必要な土地の広さや形が見えてきます。「この家を建てるには最低これだけの間口が要る」という基準を持ってから土地を探すと、無駄な内見が減ります。
小さい子どもがいると迷惑になりませんか
住宅展示場は、もともとファミリー層が主な来場者です。お子さま連れは日常的な光景で、迷惑になることはありません。
むしろ実際にお子さまと過ごしてみることで、動線や安全性の確認ができます。階段の勾配、キッチンから子どもが見えるか、玄関からリビングまでの距離。カタログでは分からない部分です。
1社に決めるまで、どのくらいかかりますか
ご家庭によりますが、展示場に通い始めてから契約まで数か月かかるのが一般的です。焦って決める必要はありません。
ただし、補助金には申請期限があります。制度を使う予定がある場合は、その締切から逆算してスケジュールを組んでください。
見学が向いているタイミング
「まだ早い」と思って先延ばしにする方が多いのですが、次のような段階であれば、行く価値は十分にあります。
- 漠然と「いつかは家を」と考え始めた:相場観を持つだけでも収穫があります
- 賃貸の更新が近い:家賃と返済額を比べる材料になります
- 子どもの入学が近い:学区を意識するなら、逆算が必要です
- 親から資金援助の話が出た:贈与の非課税措置には期限と要件があります
- 土地を相続した:その土地に何が建てられるかを確認できます
逆に、契約を急いでいる状態で行くと、比較検討の時間が取れません。余裕のあるうちに動くほうが、良い判断ができます。
まずは、気軽に
展示場に行くと契約を迫られるのではないか、と身構える方がいらっしゃいます。実際には、来場者の多くは「まだ何も決まっていない」段階です。
土地も決まっていない、予算も曖昧、いつ建てるかも未定。そういう方こそ、早い段階で実物を見ておく価値があります。カタログや動画では、天井の高さも、床の感触も、断熱の効き方も分かりません。
シルピアマイホームタウン東松山では、5社5棟のモデルハウスをご覧いただけます。毎月、親子で楽しめるワークショップやイベントも開催しています。ご予約なしでもご見学いただけますので、お気軽にお越しください。