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なるほど家づくり

家づくりのスケジュール|思い立ってから入居までの5つの段階

「家を建てよう」と思い立ってから、実際に住み始めるまでにどのくらいかかるのか。この見通しを持っておくと、逆算して動けるようになります。

この記事では、家づくりの全体の流れを段階ごとに整理しました。所要期間は会社の規模や工法、土地の状況で変わりますので、目安としてお読みください。

大きく5つの段階に分かれます

順に、情報収集、土地探しと会社選び、設計と契約、着工から完成、引き渡しと入居です。

多くの方がつまずくのは最初の2段階です。ここで時間をかけすぎると、補助金の申請期限に間に合わなくなることがあります。

第1段階:情報収集

やること

住宅展示場やモデルハウスを見て、どんな選択肢があるかを知る段階です。同時に、資金計画のおおまかな枠を決めます。

この段階でやっておくと後が楽なのは、今の暮らしの不満を書き出すことと、毎月いくらなら無理なく返せるかを決めることの2つです。

注意点

情報を集めすぎて動けなくなる方がいらっしゃいます。ネット上の情報は玉石混交で、しかも制度は毎年変わります。

ある程度集めたら、実物を見に行くほうが早いです。カタログでは分からないことが、モデルハウスでは一目で分かります。

第2段階:土地探しと会社選び

同時に進めるのが基本です

土地を先に決めてしまうと、残った予算で建物を建てることになります。逆に会社を先に決めると、その会社が扱える土地に限られることがあります。

現実的には、並行して進めて、総予算の中で配分を調整するのがうまくいきます。住宅会社に土地探しから相談するという方法もあります。

この段階で確認すべきこと

  • その土地に希望の家が建てられるか(用途地域、建ぺい率、容積率)
  • 前面道路の幅と、駐車のしやすさ
  • 地盤の状態(改良が必要かどうか)
  • 上下水道が引き込まれているか
  • 高低差と、外構にかかる費用
  • 周囲の建物の高さと日当たり

とくに地盤改良と給排水の引込は、金額が大きく動く項目です。土地の契約前に概算を確認しておいてください。

第3段階:設計と契約

打ち合わせの回数

間取り、仕様、設備、内外装。決めることは膨大です。基本設計から詳細まで、数か月かかることも珍しくありません。

打ち合わせの回数が多いほど良い家になるわけではありません。優先順位が明確なら、回数は減ります。

契約前に確認すること

  • 見積に含まれていないものは何か(外構、地盤改良、照明、カーテン、エアコン)
  • 断熱等性能等級と耐震等級
  • 引き渡しまでの期間と、遅れた場合の扱い
  • 変更や追加が発生したときの費用の決め方
  • 支払いのタイミングと金額

支払いのタイミングは資金計画に直結します。契約時、着工時、上棟時、引き渡し時と分割されるのが一般的で、住宅ローンの実行時期と合わないことがあります。

つなぎ融資が必要になる場合があります

住宅ローンは建物の完成後に実行されるのが基本です。それより前に土地代や着工金の支払いが来る場合、その間をつなぐ資金が必要になります。

取扱いは金融機関によって異なりますので、ローンの相談時に必ず確認してください。

第4段階:着工から完成

工期の目安

着工から完成までは、工法や規模によりますが数か月かかります。天候や資材の調達状況で前後することもあります。

この間、施主がやることは多くありません。ただし現場を見に行くことはできますので、節目には足を運ぶことをおすすめします。

地鎮祭と上棟式

着工前に地鎮祭、構造ができた時点で上棟式を行うのが伝統的な流れです。

どちらも必須ではありません。省略される方も増えています。行う場合は費用と、当日の段取り(お供え物、ご祝儀の有無)を住宅会社に確認してください。

現場に行くときのマナー

職人さんが作業中です。差し入れは必須ではありませんが、行くときは一言声をかけ、安全のためヘルメットが必要な場所では指示に従ってください。

気になる点があれば、その場で職人さんに言うのではなく、担当者を通して伝えるのが原則です。

第5段階:引き渡しと入居

完成検査(施主検査)

引き渡し前に、施主が立ち会って仕上がりを確認します。ここで見つけた不具合は、引き渡し前に直してもらえます。

チェックすべきは、傷や汚れ、建具の開閉、水回りの動作、コンセントとスイッチの位置と数、収納の中。時間をかけて、遠慮せずに見てください。

引き渡しでもらうもの

  • 鍵一式
  • 取扱説明書と保証書
  • 竣工図面
  • 住宅性能評価書(取得している場合)
  • 各種設備のメーカー連絡先

これらは将来のメンテナンスや売却のときに必要になります。まとめて保管しておいてください。

入居後の手続き

引き渡し後にも手続きが残っています。

  • 住宅ローン控除の確定申告:入居した翌年に行います
  • こども医療費など、転入に伴う各種手続き
  • 不動産取得税の軽減申告:納税通知書が届いたら、そのまま払う前に軽減の対象か確認
  • 登記関係の書類の保管

とくに住宅ローン控除の初年度は確定申告が必要です。2年目以降は年末調整で処理できます。

補助金の期限から逆算する

国の補助金には申請期限があり、予算に達すると早期に終了します。制度を使う予定があるなら、その締切から逆算してスケジュールを組んでください。

また、住宅ローン控除は「いつ入居したか」で条件が決まります。年をまたぐと制度の内容が変わることがありますので、引き渡し時期は税制も含めて検討する価値があります。

全体を通しての心構え

家づくりは、決めることの連続です。途中で疲れて「もうお任せします」となる方も少なくありません。

そうならないために有効なのは、優先順位を最初に決めておくことです。何を諦めて何を守るかが決まっていれば、判断は早くなります。

そして、迷ったら実物を見に行ってください。図面と言葉だけで悩むより、立ってみたほうが答えが出ます。

シルピアマイホームタウン東松山では、5社5棟のモデルハウスをご覧いただけます。毎月、親子で楽しめるワークショップやイベントも開催しています。ご予約なしでもご見学いただけますので、お気軽にお越しください。

住宅ローンの実行タイミングとつなぎ融資

スケジュールを考えるうえで見落とされがちなのが、お金が動く順番です。

住宅ローンは原則として、建物が完成して引き渡しを受けたときに実行されます。ところが実際には、土地の代金、着手金、上棟時の中間金など、それより前に支払いが発生します。

この時間差を埋めるのがつなぎ融資です。住宅ローンが実行されるまでの間、必要な資金を一時的に借りる仕組みで、利息と事務手数料がかかります。金融機関によっては分割実行に対応しており、その場合はつなぎ融資が不要になることもあります。

注文住宅を建てる場合、この仕組みを知らないまま進むと、着工の直前になって「土地代を現金で用意してください」と言われて慌てることになります。金融機関を選ぶ段階で、つなぎ融資の有無と条件、分割実行に対応しているかを必ず確認してください。

入居前後にやること

引き渡しが近づくと、住まいづくり以外の手続きが一気に増えます。時期の目安とあわせて整理しておきます。

引き渡しの1〜2か月前には、引越し業者の見積もりと予約(繁忙期の3〜4月は早めに)、インターネット回線の申し込み(開通に1か月かかることもあります)、電気・ガス・水道の使用開始手続き、火災保険の契約を進めます。

引き渡し後は、登記(司法書士が手続き)、住民票の異動、運転免許証の住所変更、金融機関やカード会社への届出、お子さまの転校・転園手続き、近隣への挨拶が続きます。

東松山市への転入・市内転居の手続きは、引越し後14日以内が原則です。お子さまの就学については市の教育委員会での手続きが必要になりますので、学区の確認とあわせて早めにご相談ください。

余裕を持ったスケジュールを

最後にお伝えしたいのは、家づくりはほぼ必ず予定より遅れるということです。

土地が見つからない、住宅ローンの審査に時間がかかる、間取りが決まらない、資材の納期が延びる、天候で工事が止まる。どれも珍しいことではありません。

ですから、入居希望日から逆算するときは、3か月程度の余裕を見込んでおいてください。お子さまの入学に合わせたい、いまの賃貸の更新までに、といった期限がある場合は特に重要です。「間に合わせるために焦って決めた」というのは、後悔につながりやすいパターンです。

遅れやすいポイントと、その対策

スケジュールが延びる原因には、いくつか典型的なパターンがあります。

土地が決まらない。最も多い原因です。条件を絞りすぎている、予算が実勢と合っていない、判断に時間がかかる。対策は、優先順位を3つに絞ること、そして事前審査を通しておいて即断できる状態にしておくことです。

間取りが決まらない。夫婦で意見が分かれる、決めたあとで変えたくなる。対策は、最初に「絶対に譲れない条件」をお互い1つずつ共有しておくこと。判断の軸ができます。

住宅ローンの審査。事前審査と本審査は別です。本審査で条件が変わることもあります。他の借入がある場合は、事前に整理しておいてください。

建築確認。2025年4月の法改正で、木造2階建て住宅も構造関係の審査を受けることになりました。以前より確認申請に時間がかかる可能性があります。

資材の納期と天候。これは施主側では制御できません。だからこそ余裕を見込んでおく必要があります。

打ち合わせの回数と、体力

注文住宅の打ち合わせは、契約から着工までに十数回に及びます。1回あたり2〜3時間。休日がこれで埋まります。

後半になるほど判断力は落ちますから、重要なことから先に決めるのが鉄則です。断熱性能、耐震等級、構造、間取りの骨格。これらを元気なうちに固めておいてください。

小さなお子さまがいる場合は、キッズスペースのある打ち合わせ室かどうかも確認しておくと、集中しやすくなります。

出典・参考リンク

本記事の内容は、以下の公式情報にもとづいて作成しています。リンクは外部サイトに移動します。

※2026年9月時点で各公式サイトに公開されていた情報をもとにしています。制度・料金・時間は変更される場合がありますので、最新の情報は必ずリンク先の公式情報をご確認ください。

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